単なる雑記

きのうの日経朝刊に、森浩美さんの「ドッジボールにどっぷり」という記事が出ていた。私にとってはSMAPの諸作品でなじみが深い作詞家だが、彼は以前ドッジボール漫画の原作をしていたそうだ。ストーリーを作るにあたり、正式なルールを調べようとしたが、そんなものは存在しないことが判明。「じゃあルールも作ってよ」という編集者。そこから森さんのドッジボールとのかかわりが始まり、いまに続く――というのが記事の流れ。
ドッジボール漫画といえば、私は「ドッジ弾平」を思い浮かべる。アニメ化されて大ブームになった(うちの椅子や机には、弾平のシールがべたべた貼られ、いまでも一部残っている)。
へえ、あれの原作を書いてたんだ――というのは早とちりだった。検索してみると、森さんがやっていたのは「爆風ドッジ」なる作品で、掲載されていたのは『コミックボンボン』。つまり、ライバル誌『コロコロコミック』の弾平に対抗してぶつけたものだったらしい。連載開始時期はわからないが、単行本の第1巻は、弾平が1990年4月に刊行されたのに対して、爆風は1990年10月だ。
その後、弾平はブームに乗って18巻まで出た。一方の爆風は全5巻である。そんな後追いのほうの関係者が、いまでもつながりを持ち続けているというのが、話として面白い。