単なる雑記

たいていのスポーツ漫画は、アンリアルなのかもしれない。

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きょう会った人は、バスケで「インターハイに出たことがある」といっていた。彼はいま、20歳ぐらいだろうか。
私は気になった。この世代がバスケを始めたきっかけというのは、やはり例の大ヒット漫画なのだろうか。そう問うと、彼は「まわりでは流行っていたけど、自分は好きじゃなかった」という。
なぜだろう。
重ねて聞くと、これは例の漫画に限らないと断ったうえで、こういった。
漫画だと、下手でもすぐ試合に出られてしまう。だけど本来そうではなく、補欠がいっぱいいて、そのなかでレギュラーを争った結果が、出られたり、あるいは出られなかったりだ、と。

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なるほど。たしかにそうだ。桜木花道がコートへ立つにあたっても、チーム内競争をくぐりぬけて、というのはなかったように記憶する。それは、いくつかのスポーツ漫画を思い出してみても、同様である。
漫画がリアルでなければいけないとは思わない*1が、レギュラー争いや補欠部員の姿をきっちり描いた作品も、読んでみたいものだ。

*1:やたらめったら登場人物がいても、困りものだし。