小説現代』1月号

短編「砲丸ママ」を書いている。学校で作文の宿題が出た5年生の元。課題は「家族の得意技」。ママについては、力持ちで砲丸投げをやっていたことがあると、すぐに書けた。しかし、パパの得意技が思いつかない。それを見たママとパパのやりとりが描かれる。
昨夏に亡くなった森千夏さん(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8D%83%E5%A4%8F)について、ママが語るシーンがある。実在する人物について詳細に書くのは珍しい。筆者の心境もまた、ママと同じなのかもしれない。つまり、ちっぽけなことしかできなくても、力になりたいと(この場合、小説を書いて森さんという人がいたことを知ってもらおうと)。

週刊ポスト』1/12、19号

「2007年はこの人に訊け! 新春提言11」のなかで、「名古屋」について書いている。どっかで既出のネタかな。この企画のため、今号「ポスト・ブックレビュー」の書評はお休み。
また、ポスト・ノンフィクションシリーズ第24弾後編「中学受験は楽しい! 2007」でも重松清の名前を見ることができる。まず「出題の頻度が多い作家とは?」という小見出しがつけられた項。「出題される作家はほとんど限定されており、多い順にいうと重松清(6校)、角田光代(4校)、森絵都(4校)、梨木香歩(4校)」(以下略)
その後、重松清について語る小6生ふたりが登場。ひとりは重松慣れしているといい、もうひとりは、こんなことをのたまう。

「重松は合わないです」
――何に?
「僕に」
――何が、ですか?
「スタイルが」
――誰なら合うんですか?
小川洋子

1月5日付夕刊フジ(4日発行)「オヤジの細道」

タイトルは「郷愁のホッケ」。学生時代の思い出の食い物の話題。