偽物?

いつもとは違う立場でドームへ。そうすると、いろいろなことが見えてきた。
まず、ライオンズファンは年齢層が幅広いなということ。ユニフォームがワンピースみたいになっているちっちゃな子どもから、杖をついて歩くおじいちゃん、1段1段、えっちらおっちらと階段を登るおばあちゃんまで。特におじいちゃん、おばあちゃんは、こんな大変な思いをしてまで足を運んでくれて、ライオンズはすごく愛されている球団なんだなと実感した。
もうひとつ、マスコットについて。レオ(男)と、ライナ(女)の2匹? が試合前、試合中と、スタンドを動いて、ファンと握手したり、いっしょに写真へ収まったりしている。
さて、とってもやさしいライナちゃん。仕事をしている私にまで手を振ってくれた。無視するのもどうかと思い、両手を振りかえしたりなんかしちゃう私。そうしたら、ライナちゃんからは、なんと投げキッスのプレゼント。くうう、しびれる。惚れてしまうほどかわいらしい。
しかし、気になったことがある。ライナちゃんのスタイルだ。もっといってしまえば胸。サイズまではわからないが、かなりの大きさに見える。
でも、メスのライオンには乳房ってあるものなのだろうか。そんなことは知りようもないが、仮にあったとしても、あんなにでかくはないんじゃないだろうか。とすると、豊かな胸はパッドなどで作られた偽物ということになろう。
人の好みにもよると思うけど、私の場合、こういうのはすごく好きだ。こういうのというのは、偽パイではない。そうじゃなくて、胸を大きく見せて、視線を集めようとする努力のほうである。
元からかわいい女の子は、努力を知らない。そんなことしなくても、もてるから。かわいくない女の子は、自分をよく見せるために、あれこれ悩み、苦労している。そういう人のほうが、人間的に魅力があると思う。私がライナちゃんにうっとりしてしまったのも、実はそんな苦労が透けて見えたからなのかもしれない。