11日目

きょうは、自転車で20分くらい走り、中ノ口川の西側にある重要文化財の笹川邸というところへいった。

ちょっと入口のあたりの道路が込み入っていて、わかりづらかったけど、無事到着し、観覧料500円を払って中に入る。
何か目玉になるようなものがあるわけでもない、ただの1570年頃の建築なのだが、なかなか楽しめた。なぜか。
鎌倉や京都なんかの名所だと、こういう建築物があっても、順路が細かく設定されていて、あちこち立ち入り禁止になっている。
だけど、ここはほとんど全部を自由に見ることができる。「えっ、ここって何も書いてないけど入っていいのかな」なんてところもたくさんあり、子どもが秘密基地を探検するようなわくわくする気持ちで見ることができた。
笹川邸に続いて、曽我・平澤記念館という建物があり、さきほどの観覧料でこちらも入ることができる。
こっちは、曽我量深(りょうじん)、平澤興というこの地にゆかりのある人物に関心がないと、見ても楽しくないかもしれない。1Fが両人物についての展示になっていて、2Fは企画展。猪爪彦一という人の油彩展をやっていた。
絵を見るときって、後ろの人が自分よりも速いペースだったり、あるいは自分が前の人に追いつきそうになったりすると、絵そのものに集中できなくなって嫌だ。
2Fからは望楼にあがることができ、そこではのんびりとした時間を感じられる。
日曜日ということもあって、大凧と歴史の館のときみたいに私1人なんてことはなく、15人ほどお客さんがいたかな。
いこうと思う人のために補足しておくけど、トイレは笹川邸入口前駐車場と、中に入って庭のところ、記念館内にある。庭のトイレは汚いので、入る前に駐車場のところでいっといたほうがいいかもしれない。邸内をあちらこちら見ていたら、知らず知らずのうちに時間が過ぎていくので。