6日目

きょうは空き時間に、しろね大凧と歴史の館というところにいった。
私がきている白根(「しらね」ではなく「しろね」)という場所は、以前は独立した市だったが、ことし3月に、新潟市と合併した。その白根の名物が大凧合戦なので、こうした凧の博物館がある。

そこで学んできたことによると、大凧合戦というのは、まず、14チームが、中ノ口川を挟んで東西に分かれる(それぞれ、桃太郎組とか謙信組とか、名前がついている)。そして、凧をあげて相手に狙いを定め、川に落としてからが勝負。綱引きみたいなことを両岸でやって、相手側の綱を切れば勝ちというもの。6分で切れなかったら引き分け。
映像を見ると、地元民だけではなく、見物客も気軽に加われる感じで、エキサイティングだった。
館内はそうした映像を見られる場所のほかに、実際に合戦で使われた凧や地域別の特色ある凧などが展示されている。「世界最大の凧の博物館」だけあって、とっても充実*1
さらに進路を進むと、風洞実験室という部屋があり、実際に凧揚げができるようになっている。なかは風が吹き出していて、揚げるのがらくちん。童心に返って、たっぷりと楽しんでしまった。これだけで入館料400円分の価値はあると思う。
凧についてはこのへんでおわり、ここから先は白根の歴史、とりわけ治水・水害・伝統品についての展示に移る。
白根のあたりを自転車で走っていると、仏壇の店をとてもよく見かける。こんな感じ。

なぜなのかなと疑問に思っていたのだが、説明によると、中ノ口川があり、海運が可能だったことと、人々の強い信仰心をもとに、白根仏壇が発展したそうだ。ふうん。
平日の13:00ごろとあって、館内の客は私1人。じっくりと見ることができてよかった。
入口の手前(ここは入館料いらない)に売店がある。みやげものとか売ってるんだけど、興味を引かれるものがあんまりない。凧っていうと、ストラップなんかがあるといいと思うんだけど、ないみたい。
結局、しおりとブックカバーを買った。あと、近くの中村観光果樹園というところが作ったル・レクチェ(洋なし)シャーベットを食べる。味がうすくて、別においしくはなかった。洋なしって、そういうもんかな。

*1:大凧は英語でThe Giant Kiteというそうだ。そのまんまだな。