昼食

あぺたいと(横浜戸塚店)で生たまご入り両面焼きそば(中)。1000円。

ようやく念願かなって食べられたという感じ。あぺたいとを知ったのは、むかし橋本倫史さんが編集されていたミニコミ『HB』。その2010年秋号に「焼きそばばかり食べていたい。」(文:天野貴洋さん)という記事があった。文中に登場する気になったお店はメモしていて、それがいまに至る。

なぜ行くまで12年もかかってしまったか。あぺたいとは本店が高島平で、まったく用がない場所だったことに尽きる。近くに行く機会すらなかった気がする。戸田とか赤羽がせいぜい。

それであらためて調べたら、なんと戸塚にも店舗ができていた。こちらのツイートによると、2018年2月のオープンだそう。戸塚とはいえ、舞岡との中間だから決して近くないんだけど、自転車で50分かけて行ってきた。

食券を買うにあたっては量を悩む。目安とかが書いてないし、自分のおなかがすいてるのかもわからない。まあ、中が1000円でキリがよかったのでそれにした。

ちなみに17時台の半端な時間だったけど、先客がひとりいらっしゃって、大の持ち帰りだった。

しっかり焼いているのだろう。ラーメンと比べると提供までの時間はかかる印象。鉄板作業の音がけっこうして、人によっては気になるかもしれない。

見た目はもやしがやや多いかなぐらい。ただ、食べてみて違いに気づく。麺がパキパキするのだ。あえていうなら、食べやすいかた焼きそばみたいな。 

先の記事で、天野さんは「駄菓子が主食に進化していったようなジャンクな味」とお書きになっている。この表現はすごくわかる。菓子っぽい印象は私も抱いた。

生卵にかんしては、個人的にはなくていいかなと。焼きそばに卵ってすごくおいしくなるケースもあるけど、ここのは劇的な差はないように感じた。

おいしかったし、それ以上にずっと気になっていたものの正体を知れてスッキリした。ここの店舗かはわからないけど、また機会があれば。