文章術の本ってほとんど読んだことがない。
それなのになぜ本書を買ったかというと、AKBのメンバーさんが紹介してたから。ふだん興味ないものを手に取るいいきっかけかなと思って。
全体的な感想から書くと、個性ある本でなかなか楽しめた。
世に出ている文章術の本は、ブログだったり論文だったり長めの文章を対象にすることが多いんじゃないかと思っている。
本書はどうかというと、そういうものを対象にしながらもツイートにかんする言及にすごくページを割いている。それは新しいのかなと思う。
共感を得るコツとかはもちろん興味深い。ただそれ以上にツイッターに対する著者の信頼を感じて、それが気持ちいいというか愛を感じるというか……。
あと著者はビジネス書の編集をされている方なんだけど、そこの裏話がすごく面白い。自己啓発本にはなぜあんなに当たり前のことばかり書かれているのか。その事情が知れる。今後、そういう本を読むときの目線が変わるのは間違いない。