解析に2-plyはどうなのかっていう話

バックギャモンエースというアプリは、プロが監修していることもあり機能的にアレだなーと思う箇所はほぼない。接続の問題は頻発するけどね……。

そんななかで少し不満なのが解析の精度。

まず、下記のポジションを見てほしい。きょうの私の実戦から。

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下部左の13/3 13/8(2)が私の選んだ手。下部右がアプリの推奨手。

アプリ内の解析にはGNU BGの2-plyが用いられている。そして私の手は106点だか108点だかのブランダーと宣告された。

ある程度バックギャモンをされている方はわかると思うけど、ラスト1回を9/4にしようが8/3にしようが6/1にしようが、そんなに大差が出るようには見えない。エラーがつくにしても30点ぐらいまでかなという印象。

それでGNU BG 4-plyで解析してみると、私の手がベストムーブだった。

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ちなみに同じくGNU BGで2-plyだとこういう結果が出る。

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私の手は10番目で147点と実戦よりもエラーが大きくなった。

なお9番手以降が「0-ply」となっているのは私が恣意的に分けたものではなく、ソフトの側で深く解析する手・しない手を判断していると思われる。

※すべてを2-plyにそろえれば、ここも私の手がベストと出た。

バックギャモンエースでこういう経験を積み重ねた結果、GNU BGで解析するなら3-ply(grandamaster)以上は必須と私は思っている。

ただ実例を見たことがない方からすると、「解析を深く!」と言われても理解しづらいかなと思って記事にした次第。