土曜日、早稲田から渋谷まで都バス(早81)に乗った。
始発だから「渋谷までどれぐらいですか?」とたずねる人がいた。
あるいは発車後、「〇〇(バス停)に止まりますか?」と聞くお客さんも。
これらに対する運転手さんの返しが強い口調というか、私からすると気おされる感じがあった。
江戸っ子気質なのかなと思いつつ、この先なにもないことを祈る。
そうしたら途中のバス停で車いすのお客さんが待っていた。
うわー、ひどい対応が炸裂しないといいけどなーと、不安な気持ちで作業を見つめていた。
結論から言うと問題は起こらず、むしろ丁寧なほうに見えた。
元いたお客さんに移動してもらって、車いすを固定する。そして降車するバス停を聞いた。
これは普通。
しばらくして雨がぽつりと落ちてくる。ワイパーを動かすかどうかぐらいの、ほんのちょっとの雨。
そうしたら、運転手さんが下りるバス停の確認を始めた。屋根とかを考えると〇〇で降りる選択肢もあるよみたいな、そんな話。
何往復もやりとりがあり、運転手さんにお任せする形になったようだ。
もしかしたら私は車いすの方って初めて乗り合わせたかもしれない。
人間だったら多少バスがずれて止まっても大丈夫だ。
しかし車いすの場合は、ガードレールの切れ目にドアを合わせる必要がある。
このバスもいったん止まったところがずれてしまう。運転席から出てずれを確認したのちにバックすることになった。
これはどうなんだろうな。大ざっぱでいいように、広めにガードレールをカットしておくわけにはいかないのかな。