『フォードvsフェラーリ』

TOHOシネマズ海老名(スクリーン4)にて。

MX4Dが初めてだったので、そこを中心に。

この上映システムでは床に物を置けない決まりだそう。100円リターン式のロッカーがスクリーン4の前にあり、そこに預ける。

500円玉しかなくて、両替可能かスタッフさんに聞く。そしたら「売店でお願いしてください」という。がっくりしたなー。けっこう距離があるので……。

事前の予習が不足していた私。MX4Dというのは3Dに加えて特殊効果があるのだと思っていた。

しかし、スタッフさんからメガネは渡されず。自分だけスルーされたのか、裸眼で立体に見えるタイプなのか。まわりを見回したところ、メガネなしの人もいた。ああ、それなら大丈夫かなと。

上映前の注意が流れる。座席が揺れるから、子どもを抱えて見るのはやめてと言っている。メガネについては何もなかった。

それで作品が始まったわけだけど、立体には見えない。うーん。私の知識として、立体で見るべき映像はメガネなしだとおかしくてすぐ気づく、というものがあった。眼前の映像は正常に見える。それならばOKなのだろうか。しかし推測なので正解とは限らず……。

こういうことを上映中も考え続けてしまい、メンタルがズタボロ。もし自分だけメガネを渡されてなかった場合、スタッフさんにどうやって苦情を言うかまで準備する始末(笑)

結論を言うと、MX4Dでも3Dとそうでない上映がある。TOHOシネマズの場合は、単にMX4Dとしか書いてなければ2D。3Dの場合はMX4Dと3Dが併記される。

それでようやく作品の話だけど、シンプルなストーリーで誰にでもおすすめの佳作という印象。

主な登場人物はふたりの男で、ひとりはドライバー。もうひとりはレースに出るマシンを作るエンジニア。

フォード陣営のふたりがフェラーリに立ち向かうんだけど、それは本作の一面に過ぎなくて、彼らは自分たちを冷遇するフォード上層部とも戦っている。

結末はややさみしい感じで、ズタボロのメンタルはさらにやられてしまった(笑)

MX4Dの効果は、レース映画ゆえに座席の動き・衝撃は終始ある。あとはたまにけむたかったり、風圧があったり。

左右の動きをもっとつけたほうが本物っぽいかと思ったけど、レース経験もなければ運転もしないので、正しいかはわからない。

全体としては、ああこんなもんなんだなあと。眠くならないのは助かる(笑)。この作品は4Dで見ないと損というのは全然なかった。