『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』

大ざっぱにまとめると、貧困を生きる母と子の物語。モーテルで暮らしていて、ふたりの周りには多くの人がいる。そこには貧しくはあるけれども生き生きした世界が広がっていた。

1年前の公開時に、監督のインタビューで興味をもった作品。期待どおりに面白かった。すべてのシーンに意味があるというか、なくても成立するだろう場面が見当たらず、濃度にすごみを感じた。

モーテルの支配人をしているボビーという男がいい。トラブルを起こす女に厳しい言葉をかけつつも、味方のような立場になったりする。人間味ってこういうことだなあと。

music.jpにて。