アクシデント

いやー、困った一日だった。

ことの始まりはスーパーの自転車置き場。私はいつも道路に面した側に止めている。今回もそうだった。

ところが、ロックしたカギをしまおうとしたら、手からこぼれ落ちてしまった。もちろん落下だけならブログは書いてない。カギはワンバウンドしたあと、道路脇の雨水ますというのかな。要は手の届かないところにダイブしてしまったのだ。

フタ?を開けられず、行先をぼうぜんと見つめることしかできなかった。あきらめてその場を去ろうとしたとき、女性に声をかけられる。私と同年代か少し上ぐらいか。
彼女が言うには、近くの駐輪場でもよくカギをなくした人がいて、そこではスタッフさんからペンチを借りて開けているとのこと。

そんな方法があるんだな。というか方策よりも、教えてあげようと思ってくれたことがうれしいなあ……。「おせっかいだったらごめんなさい」と気づかいまでパーフェクトで、自分もこんな人間になりたいものだ。

ちなみにだけど、スペアキーは購入時にはついていた。ただすでになくしたような記憶もあって、家に帰っても見つかるかわからなかった。

とりあえず、自転車のことは保留して用事を済ませた。そして件の駐輪場でペンチについて聞く。「いま止めているのか」と聞かれて正直に「止めてない」と答えたら、じゃあ無理ということだった。そりゃそうだよな。今から料金だして止めたら貸すのかという思いはないこともないけど。

結局、引きずって帰った。パンクはしたもののいつ捨ててもいい状態だったので、後悔はなし。
カギのスペアは家にあった。結果的には取りに戻ればよかったけど、しかたないよね。