第3回江の島将棋頂上決戦

ときがたつのは、ほんとうにはやいなあ。今年もこのイベントがやってきた。
11:15まえに会場へ到着。つるの剛士さんが呼びこまれて登場するところだった。

つるの剛士vs.伊藤かりん

過去2回、おこなわれるのは2局だったが、今年は3局に増えた。その1局目。戸辺誠七段の教え子どうしの対局。
例年どおり、どっちが勝つかを予想し、当たるとクリアファイル*1がもらえる。
手合いは平手。持ち時間は30分と10分だったかな。切れたら秒読み。かりんさんには、戸辺七段のヒントと、会場による(相手の)次の一手のふたつのアイテムが用意されている。かりんさんが昨年よりも上達したということで、相手に目隠しをさせるアイテムはなくなった。
将棋はかりんさんが先手で中飛車、後手のつるのさんが三間の相振り飛車。かりんさんが駒損から懸命にねばったが、見せ場は作れなかった印象。
次の一手は子ども。9歳といってたかな。かりんさんが大劣勢だったので、(つるのさんに)すごく悪い手を指したら面白いところ。結果はまあまあの手というか……。形勢を変えるようなことはなかった。
会場では、子ども向けに頂上決戦がデザインされた風船をプレゼント。その風船が割れること割れること。

木村一基九段vs.戸辺誠七段

木村九段はきのう大阪で順位戦。それを終えてかけつけたという。
小高奨励会三段が振り駒。誤って「木村段の振り歩先」と口にしてしまい苦笑。先手が戸辺七段になり中飛車。対抗形の将棋になった。持ち時間はたしか5分で30秒。
途中千日手模様の局面もあったが、木村九段が打開して勝利。やっぱりプロの将棋は見応えがある。
そして本局の解説は塚田恵梨花女流1級に加え、かりんさんとつるのさんが担当。他ではなかなか見られない。局面を見ながら、塚田女流1級がかりんさんにクイズを出したりして盛り上げてくれた。
合間に太陽が出てきて暖かくなったが、なぜか雨粒も。傘を差すほどではなかった。

戸辺七段・かりんさんペアvs.塚田女流1級・つるのさんペア

3局目は1手ごとに指すタッグマッチ。
先手の塚田女流1級・つるのさんペアが四間飛車。後手の戸辺七段・伊藤さんペアが中飛車。私の見立てでは、中盤から終盤入口あたりまで後手がリード。しかし、秒読みがつらかったか、相手の受けがよかったか、先手が逆転でものにした。一時はプラス1500ぐらいあったように見えたなー。後手としては残念。
余談だが、去年のかりんさんは正座でしびれまくっていた。今年は戸辺七段が正座用のちっちゃい椅子を用意。つらそうな様子は見せなかった。アレ1個あるだけで、全然違うんだなあ。
最後に全員でトークショー。今回の感想、次回以降の展望など。来場客に「市内から来た」「県内から」「県外から」で挙手をつのったが、半分以上県外だった。へえー。
最後にグッズなどを賞品にしてじゃんけん大会。17:00ちょっと過ぎに終わった。

*1:モノは過去と同じ。