かわもとひろのぶ LIVE「オールドルーキー」(続き)

前回トークショーの前まで書いた。

壇上にあがると、まずは「勇気ある船出」について「いい歌つくってもらったんだな」と一言。結婚式の話になって、例のねじめ正一さんのあいさつ重松清が再現するという……。

そこから話題は学生時代のことへ……。ふたりが出会ったライブハウスいとでんわや、かわもとさん暮らしていたアパートの様子など。この日2曲目に歌われた「Goodbye Mr.スローバラード」は、当時の思い出がいろいろあるようで。
トーク中盤は、かわもと楽曲についていい感じのことを言うたびに「これは社交辞令だ」と笑いを取っていた。
最後は次にかわもとさんが歌う「Hotel Immoral」にかんして。ひとりしきり印象を語って「いい前振りでしょ?」とまとめた。
この曲、ライブ案内の紙に「重松清氏大絶賛」と書いてある。実際きいてみて、やっぱりよかった。中年の味が出まくっているのだ。
曲終わりに再び重松清が壇上へ。抽選で3人に新刊『どんまい』が当たるという。箱から3つの番号を引き終え「当たらなかった人も、本屋に行けば売ってるから」と。まだ一件仕事があると言い残して、会場を後にした。
第一部はここまでの6曲。
第二部はアンコールも含めて10曲あった。
かわもとさんは9月に自転車で転倒して骨折した。それでも半年ぐらい前に重松清の予定を聞いたら、2日ぐらいしか空いてなかった。だからケガはしたけどやらなきゃいけない気持ちになったとのこと。
第二部では「キッチン馬鈴薯」が印象に残った。曲の一部を客に歌わせる。まえもってそこを練習するのだが、客いじりがうまいことうまいこと。掛け合いは思い出になった。
聞き入ってしまったのが、アンコールの「You are my musician」。終わった愛を振り返るせつないバラード。すごくいい気持ちに包まれた。その分、会場を出たとき現実に戻された感はあったが(笑)
終了は20:20ごろ。途中休憩を挟んだが、3時間ぐらいやってたことになるのかな。

下はライブ案内より。

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そういえばこの人、文章も面白いんだよなあ……。「出て来い!重松清」の更新を待ってるとき、部活レポートとか読んでたのを思い出した。

面白いから、もうひとつ載せとこう(笑)

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こういう案内のおかげで、開演前から楽しめる。

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CDはもちろん買った。左の『着地点未定』は旧作。こちらはすんなりiTunesに入れることができた。
真ん中と右はこの日発売。同様にインポートしようとするも、ディスクが見つからないという。どうもドライブの読み取り部分が汚れていたせいらしい。CD-Rだから、普通に流通してる音楽CDよりシビアなのかな。
この2枚はGracenoteにデータがなかったので、送信しておいた。

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かわもとさんの日記。11/13更新分にセットリストや当日の様子、11/18更新分に当日回収したアンケートの集計が載っている。好きな曲5つにマルしてね、というもの。私も回答して、忘れるとアレだから写真を撮ったのだが、間違えて消してしまった。たしか「Hotel Immoral」「桜の花が咲く頃に」「キッチン馬鈴薯」の3曲はマルした気がする。ほかはどれにしたっけなあ……。

http://www.kawamotohironobu.com/yuruyuru.html