見にいくきっかけは、小室哲哉が音楽を担当しているのがひとつ。あとは内容も少し興味をひくものだった。
90年代にコギャルだった女の子たちが、現在で再会を果たす。過去と今をつなぐ映画は珍しくないが、本作には新鮮さを感じた。やはり90年代は特別なのだろうか。
それで鑑賞したわけだが、手放し絶賛レベルですばらしかった。とにかく泣ける(笑)
それもベタベタの泣かせではなく、こういう涙の誘い方もあるんだなという具合で、いちいち感心しながら見ていた(笑)
なかでも印象的なシーンをあげる。高校生の奈美(広瀬すず)が、DJの男に対してある理由で接触をためらってしまう。時が流れて、DJは料理人か何かになっている。大人になった奈美(篠原涼子)が店を訪れた。しかし、料理人は奈美を覚えていない。奈美は昔のことなど語らず、記憶の断片となるものを渡して店を去る。
セリフでぐちゃぐちゃいわず、描写でつなぐところがうまいなあと思った。韓国映画のリメイクだそうだが、このシーンも流用なのかな。
最後に書いておきたいのが、池田エライザの存在感。グループのなかで一歩ひいた位置にいるはずが、主演以上に目立っている。彼女だけは他の役者に置き換え不能だと思った。
終わった後にトイレいったら、男の子たちが「池田エライザ、かわいくね?」と話していた。
メモ
シネプレックス平塚(5スクリーン)にて、19:15からの回。
10分遅れで受付に到着。まだ大丈夫か聞くと「予告編が11分ですので、もうすぐ上映ですね」
トイレに行く時間はなくなったが、問題なく見ることができた。
お客さんは10人ぐらいだったかな。