『月刊ドライブイン』vol.05

今号の舞台は、能登の「ロードパーク女の浦」と藤岡の「ドライブイン七輿」。前者は食堂があり土産物がありという店。後者は食堂をやめ、自販機とゲームコーナーの2本立てで営業している。
前者ではドライブインと観光バスの結びつきが話題。土産の飾り物について、店主が興味深い指摘をしている。昔はよく売れたが、いまはマンション住まいで飾るところがないのかも、と。おそらく正しいんだろうな。
後者の話題は自販機の具材補充やメンテナンス、オートレストランとコンビニの関係など。コンビニにはなくオートレストランにあるものとして、著者は暗さをあげている。以前、坪内祐三が闇の消失による変化を書いていた*1が、そういうところから影響を受けた感覚かなと思った。

*1:文藝春秋』2003年9月号。