『早稲田魂'16』

去年の今ごろ出たやつ。次のが書店に並んだので、そろそろ読むかなあと(笑)。
巻頭インタビューは小島よしお。1年浪人して早稲田の教育学部へ進学。そこで授業が同じになった広末涼子とのエピソードを語っているが、すごくいい話だ。小島は知らないふりして名前や出身を聞いたそうで、のちの広末いわく「一般の女の子のように接してくれてすごい嬉しかった」とか。
広末はたしかに早稲田に存在したのだなあ。
教育は学科ごとの授業が多く、友だちができやすいと聞く。小島は上記のように浪人。広末は現役合格だが、全然通えずもう一度同じ授業だったのだろうか。
小島の話に戻るが、受験生へのメッセージも力強い。「あの時頑張ったから、大体のことが頑張れる」といい、受験時代の努力が現在の自信につながっているとのこと。これ、予備校講師の吉野敬介っぽいが、成功者に共通する実感なんだろうな。

過去問でも問題でもさ、何回もやるのよ。その砕けたかけらを集めてもう一回攻めるんだよ。そしたらそのかけらがサラサラの砂になってそして固まるから。そしたら前よりも強い固い意志になってんじゃないの。一回ダメでもあきらめずに。それは勉強だけじゃないよ。すべてにおいてもそう。

一回はあきらめるには早すぎる。

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学部紹介は面白いものはなく、さらーっと読んじゃった。社学の鉛筆ころがしネタはまえも見た気がする。
企画は全11本。こちらも総じて低調。「仮面浪人の会」「受験生の一日」というまじめな2本と、ちょっとだけまじめな「Dr.絶倫太郎」は楽しめた。
「仮面浪人の会」は全8ページ。司会の5年と1年生4人による座談会。よそを知ってる分、早稲田の特徴がよりわかるというのと、二外が楽なのは仮面ならではと知った。
「受験生の一日」は全7ページ。10人が24時間のタイムテーブルとアドバイスをつづっている。個人的には食生活のところが興味深い。「浪人生は太る人と痩せる人と二分される印象」と書かれている。私は10kgぐらいやせたなー。高3のときはラーメンばっか食べてたから、それがなくなって自然に……。ちなみにラーメン漬けになっていたのは、学校の食堂が遅い時間はラーメンしか出していなかったため。