Bill Robertie著『501 ESSENTIAL BACKGAMMON PROBLEMS』(CARDOZA PUBLISHING、2000/2)

バックギャモンの問題集。半年ほどかけて1周したが、素晴らしい本だった。感動するぐらい……。
10点を超えていたBackgammonAceのエラーレートもいまや5点台。もちろんこの本のおかげだ。
構成としては、状況別に26のセクションに分かれる。たとえばエースポイントゲームだとかギャモンセーブだとか。各セクションの冒頭にキーポイントがまとまっており、あとは問題・解説が並ぶ。
本書は判断基準がいっぱい出ているのが長所。実戦で問題とまったく同じポジションにならなくとも、類推がきく。
特にいいのが一番最初に載ってるオープンニングの59問。序盤が存在しないゲームはないのだから、ここを読むだけでもだいぶ実戦に効果があらわれる。

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英語のレベルを書いておくと、センター試験で平均点を取れる人であれば無理なく読めると思う。バックギャモンの洋書ではたぶん簡単なほう。
あと、本書は2000年の刊行。その後ソフトの進歩などにより、著者の解答と最善手がずれたケースもある。下記の解析サイトに詳しく出ている。これを読むと、勉強がさらに深まる。
http://www-math.mit.edu/~tchow/robertie/robertie501.html

キューブの位置を示す右の四角形、私はチェックボックスとして活用している(笑)