『埼玉西武ライオンズファンブック 2015年度版』(ベースボール・マガジン社)

今年はジュニア会員のみ特典でついてきた。「大人は金を出して買え」と。まあわからなくもない。
全体の感想としては、近年のファンブックでは面白いほうだと思う。特に浅村と熊代の対談は。
以下、気になったところのピックアップ。

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(p.14)栗山のメッセージ「この一冊を手に取った瞬間から、あなたと僕たちはファミリーです」。ずいぶんお手軽なファミリー!
(p.21)牧田がYouTubeでよく見るのはドラレコやヒカキンの動画とのこと。ほお。
(p.23)野上から見た田辺監督の印象「野手出身の監督なので、フォアボールは嫌なんだろうなと」。なるほど、そういうふうに分類されるのか。
(p.25)菊池の「好きな女性のタイプ」は「立ち食いそばを一緒に食べられる人」とすごく具体的。また、行ってみたい場所として長渕剛のふもとっぱらコンサートをあげている。オフが奇跡的に重なればとあるが、これは無理だったのかな。長渕は8/22の夜スタート。菊池の先発は8/19で、休養日は翌々日8/21のはず。惜しい。
(p.28)結婚した高橋。「オフになったら一人旅してもいいか」と妻に頼むつもりだった。ところがそれを増田に言いかけると、厳しい視線が。結婚とはそういうことなのだと高橋は悟ったそうな……。私に結婚の予定ないものの勉強になった。
(p.31)メヒアの悩み「日本で住んでいる家は、ドアが僕の身長より低いので、去年は30回くらい頭をぶつけた」。高身長に対応した部屋って、なかなかなさそう。
(p.33)木村と炭谷は寮生のときずっと一緒。木村の部屋に布団2つ敷いて寝ていたとか……。男どうしでも、そういう存在っているんだなあ。
(p.43)脇谷は柳ヶ浦高2年の夏に甲子園。しかし初戦のvs.横浜ではベンチ入りのみ。松坂との対戦はならなかった。

「僕がプロ入りする前に松坂さんはメジャーに行ったので、まだ一度も松坂さんと対戦したことがないんです。10年以上も『待ってました』という感じ。実は、今年はそれもすごく楽しみです」

これは不正確な記憶で、脇谷がプロ入りした2006年はまだ日本にいた。そして巨人戦にも二度投げている。その2試合目が6/2で、脇谷の1軍初出場は翌日6/3。つまりタッチの差で対戦を逃している。ご存知のとおり、松坂は今季1軍登板なし。脇谷はFAで巨人へ戻りそうな情勢。はたして現役のうちに対戦はかなうだろうか。
(p.90)ノーヒットノーラン達成投手のリスト中、大津守の達成日が「1995/6/4」になっている。正しくは「1955/6/4」。
(p.119)熊代の座右の銘「栄光の花は苦闘の丘のみに咲く」。以前にもどこかで聞いた。