むつ利之著『名門!第三野球部 飛翔編16』(講談社漫画文庫、2003/2)

本作はKC版が全31巻、ワイド版が全16巻、講談社漫画文庫版が全16巻。「飛翔編」は途中からついた副題。
続編的なものに『上を向いて歩こう』(全3巻)、『復活!!第三野球部』(全7巻)がある。
このうち『上を向いて歩こう』は全3巻で未完。未収録分4話(第26話から最終第29話)が冒頭の文庫版16巻に収められている*1。最近それを知って購入。
ちなみに『上を向いて歩こう』の1-25話については、あらすじという形で2ページにまとめられている。

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すっきりとした終わりを読めて満足。25話のラストは、肩を壊した主人公を仲間が取り囲むシーンだからなあ。中途半端なことこのうえなかった。

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私と第三野球部の出会いは、KC版の29巻。父は暇つぶしによく漫画を手に取る人で、途中1冊などでも気にせず買っていた。29巻もそれで読むことになった。この巻はちょうど外伝的な泣ける話があったり、野球賭博に巻き込まれるストーリーが印象的で、何回も読んだ。あとからそれ以外の30冊もそろえた。
最近『Dr.NOGUCHI』も含めてスキャナーにかけながら読んだが、やはりむつ利之はうまい。

*1:ワイド版の16巻は、刊行されたのが『上を向いて歩こう』の連載開始前。だから載ってない。