第96回全国高校野球選手権神奈川大会(2回戦、大和スタジアム)

イントロ

今年4月に名称変更。ネーミングライツがらみは各地であるが、そうではないケースは珍しい。
もとは「引地台野球場」。このたび「大和」という地名を強く打ち出すことにしたそうだ。ちなみに高校野球中継では従来から「大和引地台球場」と呼ばれていた。

秦野×日大

日大は昨秋の関東大会出場校。きょうは一方的な展開もあると思ったが、秦野が善戦。同点の8回にソロホームランで決勝点を許したが、最後まで緊張感のある試合で満足。
平日だったものの、両チームともにいい応援。特に秦野のチアは声がしっかり出ていて好感がもてる。

得点経過

4回裏、中村(雅)がショートの左を抜けるレフト前タイムリー。(日大1-0秦野)
5回表、0アウト満塁で内藤が浅いレフトフライ。これを処理したレフトは飛び出たランナーをねらい2塁送球。しかしボールがそれて、3塁ランナー生還。(日大1-1秦野)
8回裏、越智がライトポール際へソロ。(日大2-1秦野)
8回裏、川口がショート後方へポテンヒット。(日大3-1秦野)

横浜商業×元石川

1回戦を6回コールドで大勝のY校と、2回戦から登場の元石川。この試合も一方的な展開を予想していたが、そのとおりに……。
3回表、Y校は打者15人で11点。一気に試合を決めた。
5回裏、11-0で後がなくなった元石川の攻撃は、先頭打者がヒットで出塁。そして次打者は驚きのバント。1点入ってもコールドは変わらないが、なお1点にこだわるのはひとつの見識だろう。結果的には後続が倒れ、得点ならずに試合終了。元石川にとってはくやしい夏になったかな。
試合後、Y校のシャツを着たOB(たぶん)が球場前の地べたで喫煙していた。本当にげんなりする。卒業しても母校に迷惑をかけるのか……。

得点経過

3回表、バッター吉原のところでピッチャー伊豆島が暴投。(Y1-0元石川)
3回表、高橋が左中間にタイムリー2ベース。(Y2-0元石川)
3回表、小松崎がセンターへタイムリー。(Y3-0元石川)
3回表、上野がライト前へ2点タイムリー。(Y5-0元石川)
3回表、黒田がセカンドへタイムリー内野安打。(Y6-0元石川)
3回表、バッター大高のところでピッチャー増根が暴投。(Y7-0元石川)
3回表、吉原がライトオーバーの3点タイムリー3ベース。(Y10-0元石川)
3回表、高橋がライトへタイムリー。(Y11-0元石川)

メモ

桜ヶ丘駅から球場正面まで徒歩10分ほど。大和駅からも歩けるが、時間は倍ぐらい?
桜ヶ丘駅前にローソンあり。そばにほかほか弁当もあったが、営業が10:30から。11:00開始の高校野球では使いづらい。
球場内に売店あり。ペットボトル・ビール・チューハイ・菓子・パン・カップラーメン・アイスといった商品構成。
スコアボードに風向き・風速表示あり。球速なしで風があるのは珍しいような。