玄田有史著『増補改訂 14歳からの仕事道』(イースト・プレス、2011/10)

購入後、2年半放置したすえの読了。参考にする部分は少ないが、読んでよかった。玄田が机で論を練るだけでなく、多くの人と会っているのがわかる。
一番有用だったのは、他人から意見を求められたときの対応(p.92-94)。まず賛成・反対の両意見を用意しておく。そして一方の意見を示したうえで、逆意見の注目点をあげる。すると、深く考えていると評価されるそうだ。
もうひとつ。理由はなんとかして三つあげる。それが議論の流れをよくするのだという。
まあ、私の場合これらを知ったところで活用する機会がないかもしれないが……。