成人式について思うこと

振袖は高すぎるんじゃないかという意見を、近年よく目にする。朝日の声欄には、そのお金で海外旅行でもすればどうかとの投書があった。
私も同意だが、まずはこういった声が載ることに安心感をおぼえる。たとえばかつての原発なら、反対意見には圧力がかかっただろう。そこのところ着物業界は、そこまで大事な広告主ではないわけだ。
振袖の話をしたが、自分は男なので関係ないといえば関係ない。しかし、成人式自体にも嫌な感じがする。
鎌倉市の場合、式の運営委員は出身中学の推薦で選ばれる。学校選定のいい子ちゃんが仕切るというそのことが、もう嫌悪感しかない。
以下、文章がまとまらないので思うことを列挙してみる。
・式の意義は、同級生との再会にあると考えられる。それを思うと、20歳という年齢でやるのは都合がいいのかもしれない。人生に大きな差ができておらず、参加に後ろめたさがない。もちろん、いじめを受けていたなどの理由で、ためらう人はいるだろうが……。
・成人式をやると、自治体には開催費用がかかる。それでもやるメリットには何があるのか。まあ、どこもかしこもやってるなか自分だけやらないとなると、評判が悪くなるのかもしれない。「新成人を祝ってないのか!」って。あとは市長からすれば、祝ってやることで名前を書いてもらう期待があるのかな。