中3で将棋部だったころ、2回だけ大会に出たことがある。
一度目は、横浜あたりの百貨店だと思う。子ども将棋大会とか、そんなのだったのかな。
うちの中学は将棋部が多くて25人ぐらい。だから、1回戦目は「おな中」のやつとだった。
余談だが、対戦相手を決定するおにいさんが「おな中?」と問うてきた。それを聞いて、「おな中っていい方をするんだ」と思った。ちなみに1998年の話。
1回戦は勝った。大会だから、ふだんとは違う相手と指したいなと正直おもった。
2回戦。もちろん違う中学。異なる文化に触れてびっくりしたのが、序盤の駒組みがすごく早いこと。対局時計を叩くのも早押しクイズのようだ。ああ、そういうもんなんだと思い、私も早押しクイズをした。
結果は勝利。最後は相手が駒を動かした結果、こちらの角が玉を直射する形になってしまった。私が角を指差して反則を伝えた。われながら、14年前の話をよく覚えているものだ。
続いて3回戦。部員はすべて負けたらしく、みなして私を見つめる。結果は余裕で負け。なすすべもなかったことしか覚えていない。

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二度目の参加は市内の中学校大会。用事があるから早く帰りたいと、事前に顧問へ告げていた。そしたら、トーナメントのシードじゃないところだか、相手がものすごく強いとこだかに組み込まれ、あえなく敗戦。
たしか、大会に使用した教室はひとつだと思う。ということは、鎌倉市の中学校における将棋部人口は40人ぐらいだったわけか。ちょっと勉強したら、賞状のひとつやふたつもらえてたかもしれないな。