『フィールドワーク第五福竜丸展示館――学び・調べ・考えよう』(平和文化、2007/3)

内容は展示の紹介プラスアルファといった感じ。振り返り用に買ってみた。
印象に残った部分がふたつ。ひとつはプロローグでの大石又七さんの言葉。早期の政治決着で、被ばくしたにもかかわらず被ばく者とは認められなくなってしまったことがくやしいと(p.5)。
もうひとつは福竜丸の重さ。140トンあるのだが、GHQに建造を認められたの100トン未満だったので、第五福竜丸も書類上は99トンなんだそう(p.25)。ゆるい時代だったんだなあ。
2011年12月5日第1版第2刷発行。内容はそのままだと思われるが、乗組員の死亡状況はアップデートしてある。