イントロ
8番キャッチャー中田、9番サード鬼崎という消化試合でなければ見られない名前がスタメンに並んだ。わざわざ大阪へきたありがたみを感じる。
引退試合の北川は5番ファースト。もしうちの順位が未確定だったら、守備だけでの出場とか、そういう事態になるのを危惧していた。結果的には5日、バファローズがホークスを下して、うちの2位を決めてくれた。
始球式は長男が登場。もちろんナイスボール。投げ終えた後のにこにこ顔が、やっぱり北川の息子だなあと思わずにはいられなかった。
大敗
結果としては7-0で敗戦。3回から2番手で投げた菊池が、5回に暗転したのが残念。
出番を得た選手について。まず中田から書くと、正直いって打撃にはまったく期待していない。ファームでも打率.184、出塁率.201とからっきしである。逆にいうと、そんななかファームの出場が大幅増なのだから、守備面で評価は高いのだろう。
プロ初ヒットはそう簡単にはいくまいと思ってたら、1打席目がいきなりサードへのいい当たり。正面をついてしまったが、びっくりさせられた。あとの2打席はまあ凡ゴロ。
鬼崎は2打席目のセンター前へ抜ける打球が、ライオンズ移籍後の初ヒット。興奮したのが次の3打席目。このときやった応援歌のように「センター越えてホームラン」にはならずも3ベース。滞空時間の長い飛球で、どうなる、どうなると野手の動きを見て、センター越えたときのうれしさ。そして応援歌とのリンク。消化試合のいい思い出になった。片岡が戻っても1軍からはじかれないように、がんばってほしい。
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北川は1・2打席ともにつまったライトフライ。3打席目にライナー性でレフトの頭を越えるタイムリー2ベース。そして7回裏、打順・試合展開的に最後になるであろう4打席目は打ち上げてショートフライ。ヘルメットをとって、歓声に応えた。
引退セレモニー
著名人からのビデオメッセージ。近鉄の同僚だった中村、そしてローズが最後を締めくくった。
あいさつがあって、花束贈呈は金子と長男・長女。もしかしたら、大宮東高校の後輩が出てくるかなと、ちらっと期待したが……。
グラウンド1周ののち、北川が姿を消してバファローズの2次会が始まった。戦力外になった荒金、鈴木の応援歌も聞くことができた。鈴木なんて、そうたくさん耳にしたわけじゃないのに、「あらぶーるこころー」の印象は鮮烈だ。
メモ
きのう昼すぎ、サンスポが森脇監督代行の昇格を報道した。北川・鈴木といったベテランを来季の戦力から外した時点で、誰がやるか決定済なのはわかった（来季の戦力を、来季の監督へ相談せずに決めるわけがない）。ただ森脇ではなく、新井2軍監督がやるのかと思っていたが……。
いつもと違って、バファローズファンの声の厚みがあった。外野の上からも応援があると、あんな感じになんだな。
ライオンズファンの数も、8月末の土日よりは少し多い気がした。
7回裏の「SKY」がライブ演奏だった。
スコアのわりには、試合進行が早かった。
得点経過
1回裏、李大浩が右中間へ2点タイムリー2ベース。（オリックス2-0西武）
5回裏、T-岡田がセンターへフェンス直撃の2点タイムリー2ベース。（オリックス4-0西武）
5回裏、北川がレフトオーバーのタイムリー2ベース。（オリックス5-0西武）
5回裏、宮崎がセンター前へ2点タイムリー。（オリックス7-0西武）
NPB公式より
試合時間：2:41
観衆：24274
