『ヘルタースケルター』

そこまで強く見たかったわけではないが、ちょうどいい時間だったので……。
一言でいうと面白かった。沢尻エリカ主演で、彼女と重なるところの多いストーリー、豪華キャスト。それだけで十分見られる。
監督の蜷川実花は独特の色彩感覚を持っている。元が無色の漫画とマッチするのかなと心配していたが、どうとも思わなかった。というか、原作を読んだのが遠い昔で、もうほとんど覚えていない。
不安は、日本における沢尻の環境を知らない人でも楽しめるのかなということ。
あと気になったのが、りりこが記者会見シーン。カメラを向ける報道陣に対して、時間がとまったような演出をしているのだが、全体の流れからすると美しさに欠けた印象がある。
ラストの写真集復刊のくだりは、岡崎京子本人とかけてるのかな。原作にはない箇所だが。

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神戸国際松竹(スクリーン2)にて。客は見事に女ばかり。
事前に甲南チケットで鑑賞券を購入。三宮駅の近辺にいくつもあって便利。
映画館は建物の11F。南西側の入口からはいって、エレベーターがいいのかな。構造がわからなくて困った。
それで11Fに着いたら着いたで痛恨のミス。チケット購入列がぜんぜん進まないのだ。なぜかといえば、間違って隣接するレストランに並んでたから。店員に「何名さまですか?」と聞かれちまったぜ。