イントロ
甲子園のデーゲーム観戦は個人初。最高気温26度ぐらいだったそうで、熱気でむっとする。
それでも、暑いとトイレの回数が減るのはいい。窮屈な通路をいったりきたりしなくて済むから。
押し出し死球でサヨナラ負け
きょうの戦いぶりには、そんなに腹が立たなかった。
4エラーのうちヘルマンが2つだが、私は責める気になれない。キャンプを実際に見てないから想像だが、片岡が出遅れたセカンド中心の練習だったのではないか。それなのに、シーズンに入ってから外野もやってサードもやってで、取り扱い商品急増。練習つんでないんだから、それに応じたパフォーマンスにしかならないだろう。
ついでにいうと、エラーはやったものの、2回裏の背面キャッチはよく捕ったと思う。
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継投はどうだろう。平野の降板が早いとも思ったが、7回裏はともに1安打している新井とブラゼルだから、交代はわからなくもない。
それでも、仮に防御率3点台のピッチャーが以降1イニングずつ投げたとしたら、1点は取られる計算になる。だから、平野を代えたところで同点までは覚悟していた。
7回は長田。バッターは上記のように新井・ブラゼル。制球力が武器のピッチャーだから、ミスったらホームラン、最悪2ランは頭に入れていた。結果としてブラゼルにソロを浴びるが、新井を3ボールナッシングから三振にしていた分、救われた感のほうが大きかった。ちなみに後から映像を見たが、とんでもない失投。外低めに構えてるのに、真ん中高めだもんな。
8回はゴンザレス。結果論だが、ゴンザレスを投げさせるなら、7回でもよかったのかもしれない。力で押すタイプで、一発の可能性が長田より低そうだから。ただ、序列にのっとってピッチャーを出していくという考えも当然ありだから、別に問題はない。
ゴンザレスは1アウト満塁のピンチを作ったものの、新井の併殺に助けられる。
9回も続投。観戦中は疑問を感じたが、どうなのか考えてみる。
ベンチ入りで残っていたのは松永（5/22）・ウィリアムス（5/26）・大石（5/20）・十亀（5/20）。かっこ内は直近の登板日（十亀はファーム）。
ウィリアムス以外は少し日数が開く。そこに不安を感じて、9回もゴンザレス、10回と（もしあれば）11回をウィリアムスというプランだったのだろうか。それならば悪くはないのかな。松永・大石を大事に使っていきたいという気持ちもわかるし。
ただ不満なのは、25日のスワローズ戦で10-0という大量リードのなか、一久を完投（完封）させたこと。ここで最終回に十亀を試しておけば、場合によっては使えると判断できた可能性もある。そのチャンスを捨てて、ファンの喜びそうなことに走っちゃう監督がねえ……。
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押し出しの場面は映像を見ての印象になるが、初球のインコースで関本にデッドボールをもらうという考えが出たんだろう。初球も当たろうと思えば当たれたし。そのなかでインコースを続けたのは、1アウト満塁という状況ではやむないのかな。
メモ
座席下のスペースにちょうど持参のバッグが収まってよかった。
「E5」など、エラーした選手のポジション表示があるのはいい。
藤井彰人の個人応援歌はまだないのね。
3回裏、1アウト2塁で平野がレフトへの飛球。結局、前に落ちるのだが、栗山は捕球するフェイクを入れる。その後、3塁へ投げてランナー藤井を刺そうとするが、大きな悪送球になったプレー。捕球する動作よりも、その前にボールを見つめるそぶりこそがフェイクだったのかもな。
5回裏、0アウト1塁でバントした藤井が守備妨害。このときの球審西本の説明アナウンスがめちゃくちゃ。キャッチャー「岸谷」とか、ブラゼルを「2塁」に戻すとか……。やっぱり、4万人以上を前にしたソロコンサートは緊張するか。
きょうの座席位置は46段。中通路から数えると15段目（？）だったのだが、応援団の太鼓が前にあるため聞きづらく、リズムがなかなかつかめない。これは甲子園の難点だな。
さらにいうと、リードの方もサインもほとんど見えなかった。傾斜がゆるやかなのか、あるいは人でぎっしり埋まってるからなのか。たぶん後者だろうな。
右隣はライオンズファンではないじいちゃん・ばあちゃん。よくわからずに買っちゃったのか。はたまたビジターしか残ってなかったのか。ちなみに阪神ファンでもないようだった。甲子園は純粋に野球を見る人には居づらい空間かもしれない。
得点経過
1回表、中島がレフト線へタイムリー2ベース。（阪神0-1西武）
1回表、中村がセンターへタイムリー。（阪神0-2西武）
3回裏、栗山が3塁へ悪送球。（阪神1-2西武）
7回裏、ブラゼルが左中間へソロ。（阪神2-2西武）
9回裏、ウィリアムスが関本に対してサヨナラ押し出しデッドボール。（阪神3-2西武）
NPB公式より
試合時間：3:06
観衆：46797
