第93回全国高校野球選手権神奈川大会(1回戦・2回戦、秦野球場)

イントロ

小田急線の秦野と渋沢の中間ぐらいにある。距離的には多少渋沢のほうが近いのかな。歩いて35分ぐらいだった。
外野の後方に民家が迫っているのと、道路の交通量がそれなりにあって車が行き交うのが特徴か。グラウンドは神奈川大会の他の球場と比べたら、ちょっと残念な感じ。
さらに不満をいうと、散水がいろいろまずい。試合前には当然まくわけだが、フェアゾーンだけでファウルグラウンドにやらない理由がわからない。ホームベースにカバーをしておかないのもよくないし(水でぬれたところに土がつくと、泥になってハケで除去できなくなる)。
きょうの天候だと3イニングごとにやってほしいぐらいだったが、5回終了時にもやらなかったのにはびっくり(本塁付近だけはじょうろで実施)。だから、中盤以降は砂ぼこりが舞いまくり。ひどすぎる。
第2試合の開始前なんか、ホースの先頭が生徒だったもんな。散水って管理者の腕の見せ所だぞ、普通。なんで生徒まかせにしちゃってんのよ。

藤沢清流×秦野曽屋(1回戦)

勝ったほうは2回戦で第2シード桐蔭学園との対戦になる。
1回裏、秦野曽屋はフォアボールのランナーをバントと内野ゴロで進めて、2アウト3塁。4番天野がレフト線へタイムリー2ベースを放って、1点先制。
5回表、藤沢清流の攻撃は2アウトから2連打とフォアボールで満塁。4番浮田はセンター前への2点タイムリーで、逆転に成功。2-1。
その後、両チームとも得点がないまま9回表。秦野曽屋からすると0で抑えて最後の攻撃につなげたかったのだが、ビッグイニングになってしまった。得点内容を記すと以下である。
押し出し・レフトへのタイムリー(後逸して三者生還)・内野ゴロのバックホームが悪送球・レフトへのタイムリー(その後ランナーを挟むも悪送球で生還を許す)
最後の最後にミスが続いて、さぞ悔しかろうに。
9回裏、秦野曽屋の攻撃は三者凡退で試合終了。9-1という結果だった。

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7回表開始前、秦野曽屋のライトについていた選手(開始当初はピッチャー)が横たわる場面があった。熱中症かと思ったが、見た感じだと足がつったようだ。それも暑さのせいには違いないだろうが……。
藤沢清流の応援は「恋してカリビアン」をやっていた。ウィキペディアに「高校野球でも応援歌としてよく使用されている」とあるが、私が耳にしたのは初。「---のヒットが見たい・見たい・見たい」と歌っていた。

横浜緑ヶ丘×厚木西(2回戦)

これが初戦の横浜緑ヶ丘と、1回戦を勝ち上がってきた厚木西。
両チームとも初回、タイムリーで1点ずつ取り合う。
4回表、横浜緑ヶ丘はスクイズで1点勝ち越し、2-1。
試合が大きく動いたのは7回表。横浜緑ヶ丘は4連打に押し出しのデッドボール、ファースト強襲の2点タイムリーで、4点を追加。6-1とする。厚木西は二度のバントでアウトを取れず、バッターを生かしてしまったのが痛かった。
9回裏、厚木西は先頭バッターがセンター前ヒット。センターの後逸もあり、3塁まで進んだが、後続が凡退し、反撃を見せることはできなかった。

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厚木西の応援で「チームB推し」が使われていた。野球でこれどうなんだろうと思ったが、高まるなあ。いいなあ。
一方、横浜緑ヶ丘は「Everyday、カチューシャ」をやっていた。新しいものをすぐに取り入れて、フットワークがいいというか。

メモ

開場は10時だった模様。
入場口は3塁側のみ使用していた。
バックネット裏・内野スタンドともにベンチシート。
スコアボードは得点のみ電光。選手名・審判名は手書き。
場内ではペットボトル「おいしい秦野の水」が売られていた。1本100円。
トイレはバックネット裏のスタンド下に1塁側・3塁側それぞれある。