負け惜しみの記

今年からの試みだが、5月の4週目に宮崎で野球の2軍戦がおこなわれる。その大会名称を宮崎市観光協会が募集していたので、私も応募した。拙案は「みやざきサンシャインリーグ」だった。
決定発表が先日あった。採用作は「みやざきサンシャインシリーズ」。見ての通り、最後が「リーグ」か「シリーズ」かの違いだ。
採用作の意図はこのように説明されていた。

『サンシャイン』は、太陽の光が燦燦と降り注ぐ「南国宮崎」を強くイメージできる言葉でありファームで鍛えている選手が、近い将来「太陽のように光輝く存在」になって欲しいという思いも込められています。
また、口蹄疫鳥インフルエンザ、さらには新燃岳の噴火など暗いニュースが多い宮崎に明るい未来をとの願いが込められています。

読めばわかるが、これらはすべて「サンシャイン」の説明である。どうして「シリーズ」を採ったのかには触れられていない。そこに納得のいかなさを感じ、自分で考えてみた。結果、やっぱり選ばれてるだけあって採用作が正しいなと思った。
私が「リーグ」としたのは、もちろん秋の「みやざきフェニックスリーグ」が念頭にあったからだ。しかし、フェニックスが独立した教育リーグの試合であるのに対し、今回のは(2軍)公式戦の1コマである。となると、「リーグ」よりは「シリーズ」がふさわしい。1軍の地方試合が道東シリーズとか、北陸シリーズと呼ばれている例もある。
もうひとつ理由をあげると、アルファベットで略したらSS(あるいはSSS)で重なるから、ゴロのよさ(?)もあるかな、と。
採用されて、宮崎の特産品をゲットしたのは習志野の方だった。海のほうだと地震の被害がけっこうあるみたいだから、つらいなかのささやかな幸福になってたらいいな。
えっ、被害がない地域の人だったら? 知らん!