関東学院大学文学部比較文化学科国際シンポジウム「文学と青春」

神奈川近代文学館にてきょう14時から。楊逸さんとの対談。
司会は教員の富岡幸一郎さん。私は『早稲田文学』のバックナンバーで名前を知ってるぐらいの人だったが、かつて重松清とは読書会をしていて、ドストエフスキーを読んでいたそうだ。
その富岡さんと同じく比較文化学科でいま教えている岩佐壮四郎さんは、重松清の学生時代の教員*1。このシンポジウムへの参加は、ふたりに頼まれて断れなかったという。
大ざっぱな内容は、各々の青春を振り返りつつの若者への激励。それと本に対する若者のかかわりについて。
重松清いわく「青春とはたくさん借りを作る」。もちろん恩とかそういう類の借りだが、ある意味奨学金も青春の借りなのかなと私は思った。
楊さんの発言で印象に残ったのが「困らなければ悩まない。悩まなければ覚えていない」というもの。自分の旅の記憶を振り返ってみても、本当にそうだよなと思う。
たいへんいい話が聞けたのだが、肝心の若者が会場には少なかった。というか、若者に限らず客もあまりいなかった。きょう、ツイッターでこの催しについて発言している人はゼロだ。
余談だが、重松清は来週からフィンランドにいくといっていた。

神戸新聞

今月中旬に開かれたマスターズ甲子園の魅力について、インタビューに答えている。
http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0003638020.shtml

*1:エッセイ集にも少し名前が出ている。単行本『セカンド・ライン』p.277-278。文庫本『明日があるさ』p.218