こぼれ話

昨年、今年と宮崎までフェニックスリーグを観戦しにいった。大きな理由は、一昨年の秋季キャンプにある。最終日に、同年限りで現役を退き、ブルペン捕手就任が決まっていた田原晃司の胴上げがおこなわれた。
南郷町観光協会のブログ*1でその様子を見て、引退試合でなくこういうパターンの胴上げもあるのだと知った。そして、大切な一瞬を見逃したくないなと思った。
2009年のフェニックスリーグ最終日。このときは、片平2軍監督(当時)の退任が既定路線であるように報じられていた。もしかすると、また胴上げもあるかもしれない。そうふんでいた。
結局それは実現せず。しかし、試合後のミーティングがえらく熱心なものだった。10分以上話していただろう。
いま1軍で活躍しているのは、中村ら2軍でレベルアップした選手だ。つまり、ここにいるメンバーも努力すればできる。そんな内容だった。胴上げよりもずっといいものを見られた。
平氏は、当初の報道だと編成部に入るということだった。しかし結局は退団。このへんが、胴上げに至らなかった理由なのかもしれない。現在、CSで解説者として活躍中なのはご存知のとおり。
さて今年。一部では行澤2軍監督の解任報道があった。そんな立場におかれた人間が、何を話すのだろう。興味をもってベンチ上に立ったが、10秒足らずで終わった。「これからもがんばってください」的なことだった。そしてミーティングが終わると、ひとり3塁側へ歩み寄り、バファローズの新井2軍監督と話し込んでいた。
行澤氏は後日、留任が発表された。