秋季東京都高等学校野球大会(3回戦、多摩市一本杉公園野球場)

アクセス

歩いていけないこともないが、どの駅からも30分はかかると思われる。バスだと私が利用した鶴川のほかに、多摩センター・聖蹟桜ヶ丘から便が出ているようだ*1
鶴川からは多摩センターいきに乗車する。同一の行先で、小野路経由と豊ヶ丘四丁目経由のふたつがあり、前者は一本杉公園が最寄り。後者だと恵泉女学園大学入口が一番近い。どちらも鶴川からは250円。
なおこれらは鶴川駅5番のりばから発車するのだが、この5番だけが0-4番とは離れた場所にあり*2、要注意。私は危うく乗り遅れそうになった。
一本杉公園で下車した後、徒歩5分ほどで球場に到着。

料金

入口そばにいくと、「入場券売場はこちら」みたいな貼り紙を見つけた。ちぇ、無料じゃないのか。しかも学生500円、一般700円とけっこう熱心な集金だ。さらに30ページ弱の選手名簿も、500円で販売していた。
きょうは10日が雨で流れたがための、平日の試合。閑散としてるかと思いきや、試合開始前の段階で250人ほど客がいた。各日が1会場だけになって、きやすいというのもあるか。

修徳×国学院久我山

0行進が続いていたが、5回表に均衡が破られる。久我山が先頭打者のフォアボール、送りバントの後4連打。3点を先制した。
さらに久我山は8回、大きな追加点をあげる。エラーで出塁したランナーが次打者の大きなセンターフライでタッチアップ、2進。そして6番泉宮にタイムリーが出て4-0。
投げるほうは川口が修徳打線を3安打完封。よってピッチャーがよかった試合と評せるのだが、もし5回の集中打がなければ、ひと波乱あったかもしれない。
敗れた修徳のほうは、7回裏攻撃前の「葛飾ラプソディー」が印象に残った。もちろん、学校が葛飾にあるからなのだが、いい選曲だなあ。機会があったらまた聞きたい。

郁文館×八王子

八王子が2回裏、3回裏に1点ずつをあげる。このままずるずるいくかなと思った4回表、郁文館の4番喜多村にレフトポール直撃の2ランが飛び出る。これで同点。
しかし流れは変わらず、八王子はその裏に3点。7回裏には4番枡澤のソロホームランで1点。8回裏には、3番笛吹にタイムリー。さらに4番枡澤が2打席連発となるライトへの3ラン。八王子が10-2で8回コールド勝ちを収めた。
広くない球場とはいえ、両4番のアーチ競演は見ごたえがあった。
両校の応援で「おっ」と思ったのは、八王子が試合前に歌っていた「キン肉マン Go Fight!」。実力だけじゃなくて思いやりも大事、と読める歌詞は、部活動の場にもよくマッチする。

メモ

バックネット裏から内野の半分ぐらいまでがベンチシート。内野の残り半分と外野が芝生席。芝生も開放していた。
トイレはバックネット裏および、1塁側3塁側のそれぞれ芝生席との境目付近に設けられていた。芝生を開放していたのは、このトイレを使えるように、というのがあったかもしれない。
スコアボードはカウント・判定がランプ。学校名は手書き。選手名が入るスペースは使用せずだった。
ホームベース・バックネット側にはカウント表示なし。
バックスクリーン部分を通じた、レフト・ライトの行き来はできない。
球場サイズは91-120。
ただ見できる場所もいくつかあった。
喫煙所はバックネット裏ではなく、もっと隔離した場所に設けてほしいものだ。
5回裏終了後、多くの球場でおこなわれるグラウンド整備・ライン引きは、2試合ともやらなかった。
帰りは時間があったので坂を下って小野路のバス停までいってみた。球場から歩くこと10分ほどだった。

*1:球場で販売している冊子の情報によると。

*2:それなのに、案内図めいたものがないという……。