アステラス製薬エッセイコンテスト事務局編『病気が教えてくれたこと』(文藝春秋企画出版部、2010/5)

表題をテーマとしたコンテストの入選作品をまとめた1冊。書いていることはそれぞれだが、全体としてみると、神さまは試練をどうこういう内容の多さは目立つ。そして、ネガティブに終始する話が選ばれるわけはなく、結果、病気も悪くないかなと思えてしまう。
本としては、重くて持ち歩きづらいのが難。文中にちょこちょこと入っているイラストというか挿絵は、内容に合っていて、手間をかけていることが伝わってくる。