カシオペアの丘で 上下』(講談社文庫、2010/4)

「文庫版のためのあとがき」は、ほかの作品と比べて内容が薄いように思う。その足りない部分は、下記のインタビューで補われている。

『IN POCKET』4月号

重松清インタビュー」掲載(全14ページ)。今回文庫化された『カシオペアの丘で』と『十字架』とのつながりなど。『十字架』が吉川英治文学賞に決まったあとは、『カシオペア…』の直しも厳しくなったそうな。文章からはかなり手を入れているようにうかがえるが、単行本版と比較してみようという気持ちは起こらない。