『川の底からこんにちは』

見終えたときに、執念と諦念という言葉*1が浮かんだ。相反するそれらが佐和子のなかでは並存する。そんなさまを描いた作品だと思う。
コミュニケーションのずれなのか、あるいは佐和子が感情をうまく表現できないのか、織りなされる会話はとてもユーモラス。作業服や田舎の光景は、絵的にも面白い。安心して楽しめる1本。
ユーロスペース2にて。

*1:後者については、パンフレットに掲載されているインタビューで、監督も用いている。