地デジ化への怒り

うちは現在、ケーブルテレビ局を通じてアナログ放送を見ている。もとは1990年代半ばごろに、「ケーブルのほうが電波の影響を受けないから、町内会でまとまって入りましょう」みたいな話だった。
このまま加入し続けていても、デジタル放送への対応はなされる。しかし、最近思ったのだ。なんでテレビを見るのに、月々うん千円も払う必要があるのだろうか、と。まあ正確には、親が出しているわけだが。
だから、ケーブルテレビを通さずにデジタル放送を見たい。そのためにはまず、アンテナの設置が必要になる。そして次にチューナーを買うなり、テレビを交換すれば完了――ではないのだ。
鎌倉市には難視聴地域が少なからずあるようで、アンテナを立てたところで、見られるかはわからないのだ。そういう事情をふまえて、先日やってきた回覧板にこんなことが書いてあった。
「ケーブルテレビ(JCN鎌倉)の工事費・加入料は、国庫から補助が出るようになる予定です」
そういう部分でサポートをしてくれても、月額利用料はかかるわけで……。すでに加入しているうちには、何の意味もない施策なのだ。アンテナで無理なのだから、利用料のほうこそ無料にしろよな。
ちなみに、JCN鎌倉の株主には鎌倉市も名を連ねている。利益誘導にしか思えないのは、私だけだろうか。
なお、さいわいにしてお隣さんは、アンテナで大丈夫だったそう。近々、私も工事を依頼する予定。
「私も」と書いたが、家族はこのままケーブルテレビに金を搾取され続けることに、何の不満も感じていないらしい。