野球以外

出発前

あさ目を覚まし、なんとなく時計を見ると9:03。あれれ、8:30に目覚ましセットしたはずなのに。チェックアウトの10:00まで、あと1時間もない。
とりあえず、顔を洗いホテルのフロントへ。朝食は480円で和食か洋食か選べるのだが、時間のかからなそうな洋食に。だけど、ゆで卵なんてついていやがる。殻をぱりぱりやるのに、時間を食うはめになってしまった。
まあ、あわてながらも最低限やることはすべてやって、部屋を出られた。

身長と布教

あまり時間はないが、門司港のほうへ観光にいってみる。訪ねた施設はひとつだけで、海峡ドラマシップというところ。このあたりの歴史が紹介されているのだが、外観も屋内も金をかけていることがびしばし伝わってくる。
まず入ると、アニメ映像が流れている。それも単に画面に映すだけでなく、金のかかった見せ方だ。
次に展示のエリアへいくと、暗闇のなかから船員*1の挨拶がきこえた。うわっ、人いるのか。仮につまらなかったとしても、ささっと流せないな。ということで時間をかけて見る。
歴史を順繰りになっているのではなく、場面や出来事にスポットが当てられている。そのため、単発的に見ることができる。場面を再現した創作物もそれぞれについていて、施設にかけられた金額を感じる次第。でも、それなりに面白いから、無駄金でもないか。
船内*2は閑古鳥で、見ている間に遭遇したほかの客はひとり。船員もひまなのか「とてもじっくりご覧になってるようですけど」と声をかけてくる。いやいや、それあなたのせいなんだけどね。
ちょうどそのとき、ザビエルの人形か何かがまえにあったのだが、こんなことを教えられる。「ザビエルは身長が低く、155cmぐらいしかなかったという説もあるんですよ。その背の低さが、布教に役立ったのかもしれないですね」
私は「なるほど」とうなずいてみたが、155cmが当時も低いものだったかどうか、そして身長と布教にはどのような関係があるのか、疑問が残った。でも、宗教家ってあまり背が高いイメージはないね。

衝突事故その後

展示を終えると、船などにかんするコーナーで、操船シミュレーションがあった。同じものが3台設置され、「1人3分で交代してね」とあったが、自分以外に客が見当たらないのだから、当然そんなことはしない。
初めは操作に戸惑う。ハンドルと、前進後退のレバーがついているのだが、前進のほうに倒しても進まないのだ。あれこれためし、画面の「Engine Ready」*3をタッチすると、動き出した。
船だから、ちょっとずつしか進まない。景色もなかなか変わらない。あまりにも退屈だったので、ほかの船にぶつけたらどうなるだろうと思い立つ。やってみた。スタート画面に戻された。

施設内その他

上記の海峡ドラマシップの展示とは別に、1Fのホールでは「海洋堂フィギュアワールドinドラマシップ」という催しがなされていた。おまけやらなにやらのフィギュアがずらりと並んでいる。そのなかの、ほんのいくつかは私も手にしているが、海洋堂のフィギュアに突っ込んだ関心がないため、ただながめるだけに終わった。こちらには、何人かお客さんがいた。

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上記イベントとは関係ないが、「あんぷり2」*4という機械が船内に置かれていた。日付を指定すると、その日の1面もしくはテレビ欄を印刷することができる(300円)。自分の生年月日の1面を取り出してみると、トップは参院選の展望。主なニュースとして紹介されているなかの運動面は、「阪急・福本選手が盗塁世界新」だった。
この機械の残念なところは、指定したのが新聞休刊日にあたる場合、翌日のものになってしまうこと。自分の生まれた日がそうだったら、ちょっとがっくりだよな。

*1:海峡ドラマ「シップ」なので船員だろう。実際、そういう格好をしている。

*2:船を模したものだけど、船内ということで。

*3:もとが英語のソフトなのか、こういう表記が随所にある。

*4:http://www.shinbun20.com/annpri/