『早稲田魂'10』

余談

ことし2月、ガーディアンの部員からメールがきた。『'09』について私の書いたblog(主に批判)を読んだそうで、「どう改善していったらいいか」を問うものだった。
あれこれ指摘し、返信したのは2週間後ぐらい。このどうしようもない遅さについて、責められるべきは私である。
しかし、だ。そのレスに対するリアクションがきょうのいままで何もない。いや別に、ないならないでいいのだ。
私が心配してるのは、hotmailなのでひょっとすると、迷惑メールに「仕分け」されてしまったか、ということ。
目に触れないまま削除されたとしたら、徒労感おおきいな。一応、『'09』を再読し、過去の『早稲田魂』も参照したうえでのコメントだっただけに。

感想

巻頭インタビューは弁護士の丸山和也。この人が早稲田なのは知らなかったが、別に意外ではなく、ああそうなんだぐらい。内容は部分的には面白かった。司法試験合格を目指した仲間のことや、橋下徹との対照さの指摘などが。全体としては、この人には熱さがないなあと。もやもやしてる人を早稲田に引きずりこむような、そういうものがね。
プレゼント用のサインには、日付が6/1と入っている。ずいぶんまえに済ますんだなと思った。
学部紹介は、いつもどおりにつまらない。ただ、文学部の「荒船山には行かないでね」というブラックジョークには笑った。
企画のほうも全体的に低調だが、そのなかで「ワセ女VSスイーツ」*1は楽しく読んだ。情報と笑いがある点で理想だし、女が学ランを着るという『早稲田魂』の定番ネタが好きだ。黒は細く見えていい。
あとは「新歓マスター2010」もよかった(理由は同じ)。早稲田の校歌・応援歌をラジオ風に紹介する「ホソカワのオールナイトワセダ」は、私は面白かったが、受験生およびスポーツ観戦に縁のない学生はどうだろう。
合格体験記は、去年ぐらいからすべてが同じようなストーリーの文章に感じられて、読みでがない。誰かが構成をまとめてやってるんだろうけど、それがパーソナルなものを消す作業になってはいないだろうか。
最後に雑誌全体としてだが、去年よりはよかったので、また次年度版を楽しみにしたい。『02'』から買いはじめ、これが9冊目。11月になると、『早稲田魂』の季節か、と思っちゃうのでもうやめられない。

*1:細かいことをいえば、最後の地図が紛らわしい。「わせだの弁当屋」が早大通りの北にあるように見えるし、「けいすけ」が早稲田通りの南側に位置するかのよう。