桐野夏生著『対論集 発火点』(文藝春秋、2009/9)

バーは本の背にくっついている。カバーをはずして読む派の私からすると、好きではない造本。
本書では12人との対談がなされている。ただ初出時の掲載順にまとめてあるだけなので、単行本にする手間はかかってない。
一番面白く読んだのは、最後の西川美和。ほかの11人が文筆を主たる仕事としているなかで、ひとりだけ異質というのも楽しめた理由なのかもしれない。