ロッテ×西武(20回戦、千葉マリンスタジアム)

先発粘投むなしく

予告先発が許だったので、観戦にいってみた。防御率というデータは好きではないが、その数値はこの試合前まで3点台半ばを示している。であれば、5-6回を投げて1-2失点ぐらいの結果は期待していいのかな、というのが事前の見立て。
初回、ヒットとフォアボールで出したランナーを、それぞれ細川に刺してもらう。ついてるなあ、いいところまでいけそうだな。そんなふうに思った。
3回にタイムリーで1点を先制されたが、5回に中島の2点タイムリーで逆転。そうして許は7回のマウンドにまであがってしまった。まさかここまで投げられるとは……。
その7回、先頭井口の打球は三遊間。中島がつかんで1塁送球もセーフ。打ち取っていたのに、もったいない。続く大松にライト線2ベースで、2・3塁のピンチに。里崎は追い込んだ後シュートで詰まらせた。しかしふらふらっとあがった小フライをセカンド片岡、惜しくも取れず。ライト前へ落ちて同点。ここでピッチャー交代。
0アウトなので、もう1点は覚悟していたが、松永が代打ベニーをサードゴロ併殺、藤田が同じく代打の田中雅彦をレフトフライに打ち取り、この回は同点どまりで終了。
試合は9回裏、大沼のワイルドピッチでサヨナラ負け。しかし責めたくはない。打線が2点なのが何よりの問題だし、大沼もそろそろ疲れがたまってくるころだろう。

得点経過

3回裏、西岡がセンター前にタイムリー。(ロッテ1-0西武)
5回表、中島がライト前に2点タイムリー。(ロッテ1-2西武)
7回裏、里崎がライト前にポテンヒット。(ロッテ2-2西武)
9回裏、敬遠後の初球を大沼がワイルドピッチ。(ロッテ3-2西武)

メモ

きょうは招待券なので内野自由席(1塁側48列-2)。いつもと正反対の場所に座って気づいたのだが、外野スタンドの上方に壁のない部分が計6箇所あり、海を見ることができる。
試合前のオーロラビジョンでは、まるでテレビかのように様々なCMが流れる。西武ドームとは広告収入が段違いなんだろうな。
マリーンズの投手が三振を奪ったときの、リボンビジョンの演出が面白い。新幹線がびゅーっと走っていって、Kの文字。そしてJR東海「N700」の広告。
ヒーローは9回に完璧なリリーフを見せた勝利投手のシコースキー

NPB公式より

試合時間:2:53
観衆:14404