ロッテ×巨人(10回戦、千葉県立長生の森公園野球場)

茂原駅

今週末が七夕まつりだそうで、きれいに装飾された駅構内。
改札を出ると、「野球のバスはあちら」という看板が。それにしたがい南口へ進む。
そして案内の人に「あのバスへ乗ってください」といわれたまさにそのとき、出発されてしまった。「すぐに次のがきますから」となぐさめられる私。
実際、すぐだったのだが、客がある程度になるまで、10分ぐらい待つ。
観光バスタイプの車両*1で、料金は無料。太っ腹だ。

球場到着

さっそく売店をのぞく。飲食物は充実しているというほどではないが、食べたいものはあってよかった。
そのなかで豚(ポーク)生姜焼丼(500円)を購入。肉が焼いたばかりでうまかった。

1回裏の出来事

小さな子どもを抱えたお客さん(母親)が、スタンドの前方へ寄っていった。男の子は哺乳びんをちゅうちゅうしている。そしてフェンスに近づいたそのとき、グラウンド内にびんを落としてしまった。
母親は、ジャイアンツのセンター橋本到に声をかける。それ以外にどうしようもないもんな。
彼はその2球後ぐらいだったか、1塁線への鋭い打球がファウルになり、ライトがボールを取りにいく間を利用し、こちらへ拾いにきてくれた。
いつ見ても、橋本はいいやつだ。

試合展開

序盤、ムニスのホームランなどで、マリーンズが4点リード。
このまま決まるかと思われたゲームが動いたのは8回表。この回途中から登板したマリーンズの中郷・根本朋久がいずれも打たれ、なんと8-4と逆に4点リードを許してしまう。
ジャイアンツのマウンドは8回裏が、大きな歓声を受けた地元出身の齋藤、9回裏は藤田があがって、いずれもゼロに抑える。
ジャイアンツが見事な逆転勝利をおさめた。

得点経過

1回裏、ムニスがライトポール直撃の3ラン。(巨人0-3ロッテ)
4回裏、渡辺正人がレフトへ犠牲フライ。(巨人0-4ロッテ)
8回表、星が左中間へ2点タイムリー2ベース。(巨人2-4ロッテ)
8回表、橋本がライト線へタイムリー2ベース。(巨人3-4ロッテ)
8回表、田中がレフト前へタイムリー。(巨人4-4ロッテ)
8回表、李のぼてぼてのサードゴロが、タイムリー内野安打に。(巨人5-4ロッテ)
8回表、大田が左中間へ3ラン。(巨人8-4ロッテ)

帰路

地方球場で終了後のお楽しみといったら、売店である。たいてい値引きされるからだ。きょうも全品半額だった。
商売上手なおっちゃんが「もう帰りますよ」といって、早く買うようあおってくる。売れ残ってるのに、すぐ帰るわけないだろうと苦笑する。
購入したのはチキン唐揚げ。通常300円のところを、150円でふたつ買った。まあ、普通の唐揚げだけど、安く手にできた満足感からか、おいしいと思えてしまう。

バス乗車

きょう印象に残ったのが、試合途中で帰る人がほとんどいなかったこと。よって、バスを利用する客も終了後に集中したのだが、いっぺんに何台もきて、長い列にはならなかった。
そしてそのすべてが観光バスタイプだった。必ず着席できるというのは大きい。
いきよりも多少かかったが、それでも20分ほどで駅に到着。橋本の哺乳びん拾いが見られて、面白い1日だった。おしまい。

メモ

開場前、場外では勝見和太鼓による演奏がなされていた。
入場時に、メンバー表・福引券とアイスが配られた。
福引券は、当たるとサイン会と写真撮影会に参加できるんだったかな。
アイスはぎゅぎゅっと(果肉入りパイン)というもの。初めて食べたけど、自分で買いたいとは思わないな。溶けると水滴がたれて、手が汚れるし。
両監督と、地元出身のジャイアンツ齋藤(背番号67)に花束が贈られた。
高校野球っぽく、プレイボールのサイレンが鳴らされた。
再入場は可。外野席内にトイレがないので、再入場できなかったら大変なことになる。

球場関係メモ

ちょっと山の上にある。過去に訪れた球場のなかでは、西京スタジアムに似てるかな。
きょうはマリーンズが3塁側、ジャイアンツが1塁側を使用していた。
外野の入場口は左中間と右中間にそれぞれある。なかでのレフト・ライトの行き来はできない。
外野はごく一般的な芝生席。
トイレは1・3塁側(場外)に仮設のもの、バックスクリーン後方(場外)に常設の広いのがあった。あと私は入ってないが、内野席のなかにはたぶんあるのだろう。
旗の掲揚台がレフト・ライトに3つずつある。きょうは、レフト側にマリーンズとイースタンリーグの旗、ライト側に国旗とジャイアンツの旗を掲揚していた。
バックネット側にカウントおよび判定の表示あり。
ラッキー7の曲は、両チームともに流れた。

NPB公式より

試合時間:3:06
観衆:2725

*1:都バス(みやこバス)。