日本ハム×西武(10回戦、釧路市民球場)

出発

到着地の気温を考え、ユニクロヒートテックを上下装備していく。空港までは汗だらだら。だって、24度でヒートテックだもん。そりゃあねえ。
だけど、現地へいってみると、着ていく意味は大いにあった。

羽田空港

JALは初めて。京急で空港に着くと、そこがB1F。出発は2Fだから、エスカレーターに乗ることになる。
これが、1Fいきのやつと2Fいきのやつに分かれているのだが、要領のわからない私、1Fいきに乗車してしまう。
まあ、1Fから2Fにいくエスカレーターもあるから困らないのだが、そんなのに乗ってるアホは私だけという……。

機内

見る限り空席はなく、満席の模様。私の隣は、ファイターズのバッグを持った男だった。
連休初日で保安検査場が混雑のため、13分ほど遅れて出発。
「混むから早めに手続きしろ」と空港内でさんざんアナウンスされていたので、私は40分まえには搭乗口で待っていた――、とよいおこないをアピールしてみる。

到着

木々が窓の外一面に広がるなか着陸。到着は9:30ごろ。
みなさん一刻も早く降りたいのか、すぐに立ち上がる。でも、荷物でるまでに時間かかるから、結局かわらないんだよな。預けた人は。

バス移動

空港から釧路駅にいって、そこからさらにバスで球場へ、というのが普通のパターン。
だけど、少しでも金を浮かすべく、駅までいかずにバスを乗り換えることにする。
ルートはこう。計210円をケチることに成功した。
釧路空港10:00発→(空港連絡バス)→新橋大通6丁目10:30着(840円)、同10:34発→(12文苑公住線)→美原3丁目10:45着(230円)→(徒歩)→球場11:15着

トラブル

上の乗り継ぎは、結果的にミスなくできたのだが、少々危うかったことが。
新橋大通6丁目で降りたのはいいのだが、バス停にこれから乗るべき路線の時刻表がないのである(他の路線はある)。
うーん、単に貼ってないだけか、それとも別の場所にもうひとつバス停があるのか。
時間に余裕がなかったので、バスを待っていたじっちゃん・ばっちゃんに聞いてみた。やはりもうひとつあるようで、場所を教えてもらう。
本当に感謝である。というか、もしこのじっちゃん・ばっちゃんが並んでくれてなかったら、誰にも聞けずに敗戦していたところだった。
それで、あわてて教えてもらったほうへ走っていく。時刻表によると、バスは10:32。いまの時間は10:33になったばかり(電波時計だからほぼ正しい)。
もういっちまったかな、どうだろうな、と思ってたらやってきた。前から乗ろうとして、運転手に後ろ乗りだと注意される。

コンビニ情報

バスを降りて球場へ歩くわけだが、途中のセイコーマート(釧路美原店)で飲料を調達する。ここが球場最寄りのコンビニなのだが、住宅街のなかのため、まったく混雑はなかった。
それより若干、遠いところにローソン(釧路曙店)があり、車でくる人なんかは、こちらを利用するのかもしれない。

売店チェック

球場へ到着。ちょうど開場したところ。ファイターズ側は行列だが、レフト側はすぐに入れた。ゲート脇の売店をさっそくのぞく。
ここオリジナルっぽいものはなかった。フランクフルト、かき氷、いか串……。
私はいも団子と焼きそばを購入(各300円)。いも団子は餅みたいなもので、上にかかってるタレ(?)と食感がとてもよかった。焼きそばはありふれた焼きそば。

1-9

ファイターズ戦といえば、1-9に合わせたB・Bのバッティングフォームがある。
うちのスタメンはマイナーな選手がいないから大丈夫だよなと思っていたら、あれれれれ。後藤が左バッターになってたぞ。というか、後藤を飛ばして石井義人にいっちゃった?

花束贈呈

虎みたいな動物園のマスコット2匹が、両監督に花束を渡した。キャラクターが花束って珍しいかもしれない。
検索してみると、釧路市動物園にタイガ・ココアというアムールトラがいるらしい(けど、きょう出てきたのがそれかはわからない)。

試合

1回表に、中島のレフト前タイムリーで1点先制。1回裏、石井一久がファイターズを三者凡退に抑える。
その後の2回表、グラウンドに出てくるファイターズの選手の足取りが重いように感じられた。
中止にしようたって、そうはいかないだろう。日程もきついのに。と思ったら、審判が中断をかける。何だよ、それ。

中断中

当然、何かやれという話になる。
まずは体をあたためるべく、清原の横移動。
そして黄金時代の1-9、きょうの1-9。
さらには、ライト側でファイターズが始めた1-9を、レフト側で歌ってみたり。
私は鶴岡と二岡を覚えてなかったのだが、まえのほうの人たちは鶴岡をのりのりでやっていた。
そして、ファイターズの1-9が終わるや、ライオンズファンからは「幸雄」コール。応援歌を要求するもやってはくれず。
で、向こうは何をしていたかというと、「B・B」コール。それに応えて芝生にヘッドスライディングしたりするのだが、いまいち楽しめない。

雰囲気一転

盛り上がらない気持ちを変えたのは、スタンドになぜか登場した鈴木宗男だった。
応援団が鈴木議員をつかまえていじる。そして沸き起こる「ムネオ」コール。この盛り上がりを、どう説明したらいいのだろう。もう中断も長くなって、どうにでもなれというハイな気分が、そのまま「ムネオ」と呼ぶ声になっている、といった感じか。
さらには応援団が鈴木議員の手を持ち、バンザイ・バンザイ。当然、スタンドのファンもいっしょだ。このとき、鈴木議員の苦笑した顔がなんともいえなかった。
それが終わり、今度は次から次へと握手を求めにいくライオンズファン。鈴木議員の脇についていた女性(娘さん?)が、ここぞとばかりに新党大地のビラを配る。私も受け取った。ぬれたから、そのままゴミ箱へポイしたが。

ノーゲーム

そうしてほどよくエキサイトもしたところで、13:50過ぎ、ノーゲームが発表された。
鈴木議員とただ握手する機会なら、まあ、ないこともないだろう。だが、球場で、しかも大雨のなかでする握手は、釧路へいった人間だけのものだ。試合が中止になったのは残念だが、ひとつの思い出は残った。

帰りのバス

14:20ごろ、待ち列につく。10分ぐらいしてバスがやってくる。ポスフール経由と大曲経由という2路線があるのだが、列はあまり整理されていなかった。
私が乗ったのは前者。釧路駅まではおよそ30分(370円)。途中のバス停にもとまるため、思ったよりもかかった。

メモ

煙草を吸ってたおっさん4人組と、ライオンズファンがもめてた。怒るに値する理由があるから怒ってるのに、こういう場合、怒られた側はライオンズファンは心が狭いとか何とかいうんだろうな。以前にもそんな光景を見かけた。

球場関係メモ

レフト・ライトの入場口は別(それぞれ内野との境目付近にゲートあり)。なかでの行き来は可能。
手荷物検査はなし。再入場は可能。
外野はいたって普通の芝生席。特徴としては、一番前と一番奥にわりと広めの通路があること。あとは、西武ドームのように、左中間・右中間に前と奥を結ぶ通路が設けられていた。
トイレは、ゲート脇・およびバックスクリーン裏。
スコアボードは右中間にある(ということは、レフトのほうがスペースは広い?)。