亀和田武著『どうして僕は競馬場に』(本の雑誌社、2008/5)

全国の競馬場めぐり。この手の本が好きならば、期待は決して裏切らない。
各競馬場は当然、それぞれ違っている。その独特さをもたらしている感覚的なものを、著者はしっかりと文章にできている。物書きとしてプロ中のプロだなと思った。山口瞳(p.40、189)や寺山修司(p.18)に突っかかっているもの、意欲的でいい。
面白いところをあげると限りがないが、やはり一番はリサ・クロップの漢字表記だ(p.17)。

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(誤植)
p.35、10行目:「彼女の隣に座っていたのが、、」
p.106、12行目:冒頭がなぜか全角ではなく半角の字下げになっている。