3/30のシンポジウムで配られた全200ページの冊子。そこでは参加者への配布だけでなく、1冊1000円で販売もしていた(贈答用?)。「今後プレミアがつく可能性もある」と主催者が冗談をいっていたので、書店売りはないのかな*1。
内容は後述することにしてまず感想。これほど、1冊まるごと堪能させてくれる雑誌というのも初めてだ。企画のほうはもちろん、69本の文章も、そのうち68本までは面白く読んだ*2。原稿料無しでのお願いが功を奏し、中身が濃くなったと思う。書かずにはいられない人だけが書いただろうから。
それで内容だが、企画は三つ。「対談:佐野眞一×高山文彦」「編集長座談会:岡本厚×北村肇×元木昌彦×篠田博之」「インタビュー:岡留安則」
あとは、執筆のお願いに応じた69人による文章*3(分量5枚)が、ほぼ50音順にずらりと掲載されている。執筆者は以下(目次の掲載順)。
青木理・明石昇二郎・浅尾大輔・天木直人・粟野仁雄・飯塚真紀子・池内ひろ美・井上久男・今西憲之・魚住昭・宇沢弘文・宇都宮健児・大塚将司・大平誠・乙骨正生・角岡伸彦・鎌田慧・亀井洋志・菊池英博・北康利・桐山秀樹・久保博司・黒薮哲哉・小林道雄・坂上遼・佐々木実・佐高信・佐藤優・佐山和夫・重松清・下嶋哲朗・杉山春・鈴木邦男・鈴木琢磨・鈴木宗男・高杉良・瀧井宏臣・辰濃哲郎・田丸公美子・段勲・譚ろ美*4・張競・手嶋龍一・東郷和彦・鳥集徹・永江朗・中村うさぎ・西岡研介・西村健・野村進・原田宏二・春名幹男・日名子暁・福島瑞穂・二木啓孝・増田晶文・元木昌彦・森達也・森田実・矢崎泰久・柳原滋雄・柳原三佳・山口二郎・油井香代子・吉富有治・米田綱路・綿井健陽・若林亜紀・いしいひさいち