藤田香織解説『恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。』(角川文庫、2009/2)

・解説者に同じく、文体に違和感がある。後のほうにいくにしたがって、その文体は姿を見せなくなるが、なにゆえか。やはり激動?
トークショーなどを聞いても思うのだが、角田さんは日常における些細な法則に対し、どうしてこんなにセンシティブなのだろう。
・トイレの手を乾かす機械で、髪を乾かしたとある(p.223-4)が、想像すると滑稽だ。頭というものは、濡れているかいないかで、そんなに印象が違うのだろうか。