単なる雑記

昨夜、エロ番組*1を見終えた後、チャンネルをいじっていると、ガタイのいい出版社社長が。「宇宙でイチバン逢いたい人」という番組だった。
内容はタイトルの通りで、ゲストが逢いたい人に逢いにいく。見城徹が訪ねたのは、無農薬リンゴを作り上げた木村秋則さん。
私ははじめ、この番組を斜に構えて見ていた。というのは、『奇跡のリンゴ*2という木村さんのことを書いた本が幻冬舎から出ているので、おおかたその宣伝だろうと思ったからだ。
しかし、見城の言葉は熱かった。彼は木村さんの挑戦と自身の生き様を重ねる。そのなかですさまじく心を揺さぶられたのが、「木村さんが無農薬リンゴを作ることで、困る人だっている」という発言。
つまり、無農薬がスタンダードになったら、よその農家はいままでと同じように作り続けているだけではやっていけなくなる。だからおそらくは、木村さんの失敗を願っただろう。先の見城のコメントは、「無農薬リンゴがあるのは、抵抗を乗り越えたからだ。俺は同じ挑戦者だから、それがわかる」ということを、言外に感じさせるのだ。
http://www.ntv.co.jp/angeltalk/index.html

*1:モヤモヤさまぁ〜ず&アリケン&怒りオヤジ

*2:きょう本屋で奥付を見たら、もう10刷までいっていた。