統一ライオンズ×天津ライオンズ(アジアシリーズ2008GAME1、東京ドーム)


雑記

入場するまえに、売店で公式プログラムを探す。何も知らぬチームを、プログラムなしに見るのはなかなかつらいからだ。
だが、売っていない。プログラムさえ発行されぬほど寂しくなっちまったのか、アジアシリーズ。と思ったら、ゲートで「NPB NEWS」vol.14というものが配布され、これがプログラムの代わりになっている。いいじゃんいいじゃん、無料って。

      • -

アジアシリーズは金属探知機でのチェックがある。去年はまったく適当な検査だった記憶があるが、ことしは違った。ベルトの金属にきっちり反応して「ピピッ」。器具が変わったか。

      • -

どちらのチームがどっちなのかも知らぬまま、とりあえず1塁側にいってみる。こちらは統一サイドであった。おおっ、平日の昼間なのに、ちゃんと応援団がいるよ。
そして、私は去年の例から知っている。応援団がグッズを配りまくってくれることを。もらえるものはもらっておこうと、まるで乞食がごとくゲットした品は、定番のチアースティック(漢字だと「加油棒」)、ユニフォームを模したバッグ、頭に巻く布(?)の3点。バッグは、私がもらったのは背番号55(パン・ウション)だが、いくつかバージョンがあるらしい。

      • -

このアジアシリーズは、内野席にステージが設置されていて、応援団やチアが使う。そのステージに、マスコットたちがやってくる。ゆるキャラ4体に、あまりゆるくないキャラが1体。胸にセブンイレブンの広告が入っている。というか、チーム名も「統一セブンイレブン・ライオンズ」が正式なものらしい。
チアのお姉さんは4人。去年SKのチアを見たときにも思ったのだが、統一の人たちもまた細い。すらりとした踊り手を厳選してるのか、はたまた日本人とは食べてるものが違うし、生活習慣も違うって話なのか。

      • -

試合前セレモニーは、スタメン選手の紹介&整列と、両国の国歌演奏。
そしてプレイボール。東京ドームでデーゲームを見るのは初めてなのだが、意外な発見が。天井が少し光を通すのだが、それに照明が加わると、まぶしくてフライが取りにくそうな感じなのだ。
もうひとつ。金をけちっているのか、空調がきいてなくて寒い。

      • -

ここで、統一の応援方法について書きたい。
まず攻撃時だが、演奏や太鼓に合わせて、スティックやメガホンなどを叩く。その合間に選手名や「加油」などの掛け声が入る。単純なのだが、名前の発音がカタカナとは違って聞こえて、そこが少し難しい。
守備の際は、ストライクごとに、太鼓のリズムに合わせて叩く。アウトを取ると、太鼓に演奏が加わる。カウント次第では、西武のように1拍子をやったりもする。
ティルソ・ブリトーの打席では、スティックをつなげてライト方向を指し示すポーズをしていた。ブリトーは右バッターだから、ライトというよりもスタンド全体なのかもしれない。
感想としては、バリエーションが少なくて寂しいかな。どう盛り上がればいいのかも、よくわからない。

      • -

次に先述のマスコットについて。
ゆるキャラのひとりに「小桃」という女の子がいる。下はスカート。そうなるとやはり気になるのは、奥にちゃんと下着をはいてるのかということ。
それはわからなかったのだが、スカートからのぞけるかのぞけないかぐらいのところに、尻尾が確認できた。なんでチラリズムなのだろう。演出が凝ってるな。
以下、確認できたマスコットの背番号と名前。1番左がゆるくないキャラ。後ろのふたつは、チームではなくセブンイレブンのキャラらしい。
1「莱恩*1」(2番目の写真)、7「小竹輪」、30「小桃」、711「OPEN小将」

      • -

試合のほうだが、面白いものになった。天津が先行し、統一が1点差に迫る。
そうして迎えた9回裏、先頭バッターがヒットで出塁。内野ゴロでの進塁と、外野フライのタッチアップで2アウト3塁になる。
どっちに転ぶだろうというところだったが、統一がタイムリーで同点。のみならず、ホームランで一気にサヨナラ。鮮やかな逆転劇であった。

メモ

自由パスポートと引き換える際、チケットはもぎるのではなく回収された。
再入場は不可。
ファウルボールをめぐるバトルがすさまじい。これは客が少ないから、離れた場所にいても、スピード次第でゲットできるため。
試合後のインタビューは、監督とサヨナラホームランのパン・ウション。

得点経過

2回表、モン・ジャオポンがセンター前にタイムリー。
2回表、ジャン・ジェンワンがレフト線へ2点タイムリー2ベース。
4回表、ジャン・ジェンワンがセンター前にタイムリー。
5回裏、リィウ・フゥハオがレフトへソロ。
5回裏、ホアン・ガンリンがセンターオーバーのタイムリー2ベース。
5回裏、パン・ウションもセンターオーバーのタイムリー2ベース。
9回裏、グオ・ジュンイオウがレフト前に同点タイムリー。
9回裏、パン・ウションが左中間にサヨナラの3ラン。

NPB公式より

試合時間:3:04
観衆:2788

*1:1文字目の漢字は違っているかも。たぶん、合わせて「ライオン」ということなのだと思う。