単なる雑記

1ヶ月ほどまえ、少し興味を持った記事がある。「『講義ノート屋』氷河期 京阪神の大学で『閉店』続出」というものだ。
気になった点はふたつあるのだが、ひとつは「講義ノート屋」という商売が存在すること。早稲田あたりにはなかったから、へえと少し驚き。
なぜ早稲田では目にしなかったのだろう。理由はさまざま思い浮かぶが、やはりノートのやりとりは個人やサークルで、という慣習が大きいのではないかと思う。
もうひとつ気になったのが、記事中の大学の姿勢。授業に出席せず、ノート屋に頼る学生をいましめているのだが、何だかなあという感じ。
学生からしてみれば、出席する価値がないから、ノートを買ってテストをやり過ごせばいいと判断するのだろう。つまり問題は、授業の質のほうだと思うのだ。
教員にわかりやすい説明ができないならば、本を読んだほうがまし。教員がオリジナルな何かを講じられないのなら、世にある本で十分である。あまりにありきたりな意見だが……。
http://www.asahi.com/edu/news/OSK200810030055.html